PEOの仕組みを簡単に解説!
どうも!コウです!
今回の記事は、最近よく耳にするようになった
PEO
について解説していきます
コメントやメールでもPEOについて質問や相談を受けることが増えてきましたので、書いちゃいますね!
期間工で働く時は派遣会社を経由させたほうが良いというのは以前記事でも紹介しましたよね
記事はこちら
期間工に応募する時は絶対に派遣会社を経由したほうが良い3つの理由
そして、いざ派遣会社に面接に行くと、かなりの確率でこのPEOという仕組みで働かないか?と提案されるようになってきました
「うちの社員として工場で働かないか?」
みたいな事を言われた事がある人はまさにそれですよ!
それがPEO制度!
正直なんのことかわからない人も多いと思いますし、なんか分からないけどYESって言っちゃった人もいるかもしれません!
PEOの仕組みをこの機会に学んで、自分に合った働き方なのかどうかを今一度確かめてみて下さいな!
それではいきましょう!
PEOとは?
そもそもPEOってなんなの?
ってところからいきましょうか
PEOとは、日本語で「習熟作業者派遣組織」のことをいいます。アメリカなど先進国で広く用いられているアウトソーシングの新しい形態です。
はい!よく分かりませんね!
噛み砕いて書くと
新しい雇用の形
ってイメージでOKです
正社員、アルバイト、派遣、パート、期間工etc…
色々な働き方が世の中にはありますよね?
その中の1つにPEOがあるのです
アメリカではこの雇用形式は一般的みたいですが、日本ではまだまだ認知されてない感じ
じゃぁ具体的にどんな特徴があるのか?というのをメリットデメリットに分けて紹介していきますね!
メリット
まずはメリットの紹介です
無期雇用派遣
3年の縛りがない!
有期雇用契約で3年以上継続して働いた場合、会社はその人を正社員にしなければいけない
という法律があるんですよね
これは派遣切りが深刻になり、有期雇用労働者を守るために作られた法律だったんですが・・・・・
結局この法律のせいで3年以上継続して契約してくれなくなってしまい、むしろ首を絞められているというのが現状なのです
期間工や派遣で2年11ヶ月働いてフル満了!
明日から君は無職だけど、うちはもう関係無いからね!
お疲れ様でした!ばいばい!
っていう絶望的な有期雇用契約の最大の弱点をPEOだと回避できるのです
PEOが
無期雇用派遣
と言われる理由がこれですね
正社員として働く事が出来る
上記と繋がってきますが、なぜ無職にならないのか?という点です
これは
派遣会社の正社員として工場へ派遣される
という雇用形式だから!
派遣会社の正社員なので工場の派遣が終わっても派遣会社の正社員は継続します!
つまり
キャリアを積むことが可能
って訳ですね!
これも期間工や派遣には無いメリットと言えるでしょう!
履歴書に期間工やってたなんて書いても期間工の就職くらいにしか役に立ちませんが、PEOならしっかりとキャリアを育てる事が出来るので、転職に有利と言えるでしょう!
ただし、あくまでも 派遣や期間工に比べては って感じなんですけどね!!
月給制
固定給でございます!!
時給や日給制じゃないのが特徴ですね!
これによって、工場特有の年3回の長期休暇でも給料が保証されますよ!
たぶん期間工とか派遣と一番差が出るのはこの部分
期間工だと大型連休後の給料はかなり悲惨になりますが、PEOだと最低分は保証されますからね
さらに、固定給にプラスして残業手当や休出手当、年2回のボーナスも有ります!
給料形式は本当に正社員のそのものですよ
しかも、工場派遣は固定給がかなり高額に設定されているので派遣会社によっては総支給は期間工を超える事もあります!
寮関係が充実!
給料待遇は良いけど、寮が微妙ーー!!
って期間工選んでる時なった事はありませんか?
私はあります
実際に失敗もしました(アズカバン)
そこで使えるのがこのPEO
基本的には派遣会社の借り上げアパートが寮になるので、集合寮に入る事がないです
集団生活のストレスを感じることなく、暮らすことが可能ってのは大きなメリットだと思います!
さらに、車持ち込みや車通勤不可能な会社でも、PEOなら可能になる会社もあり、この辺は期間工とは違う正社員の身分の高さを感じることができますよ!
住居環境は期間工よりも良い事が多い!
PEOの大きな特徴はこの4つ!
このように派遣や期間工とは完全に差別化されています
キャリアを積みながら稼げるので若い人にも向いていますし、30代を超えていても簡単に正社員になれるので将来不安な人にも一考の価値はあるでしょう
そして、もう1つ
これは私が思うPEOのメリットなんですが
一生同じ工場で働かなくても良い
仕事のきつさ、人間関係その他諸々・・・
仕事を辞めたくなる時って絶対ありますよね!
工場勤務だと特に!!
辞めたい時に辞めて、次の工場へ!
これをキャリアを維持したまま出来るってのがPEOの最大のメリットなのかな?と私は思っています
合わない仕事を無理にしない!
ってのが実にアメリカっぽい働き方ですよね
転職大国ですからね!日本とは正反対!
過労死するまで同じ会社で働くのなんて日本人くらいですよ本当に
PEOがアメリカで一般的な雇用形式って理由はこういうところに関係しているんでしょうね!きっと!
さて、メリットだけ見るとすごい魅力的な制度なんですが、やっぱりデメリットもあるんです!
しっかり見てね!
デメリット
次はデメリットの解説!
メーカーの正社員には勝てない
やっぱり派遣会社の正社員なので、メーカー(トヨタ等)の正社員に比べると待遇面で劣ります!
特にボーナスが雲泥の差ですね
昇給関連もPEOは弱いです
メーカーの正社員になれる可能性がある人は、素直にそっち目指したほうが良さげ!
若くて常識あって動ければ十二分に可能性はあります!
マツダとか日産は期間工から正社員になる人急増中ですからね
後、派遣会社で働いている正社員にも待遇面で勝てないです
一部上場企業の正社員と同じ会社の正社員とはいえ工場派遣じゃやっぱり差は出てしまいますよね
現場から派遣側にステップアップする事も可能ですが、こちらは最初とは違い狭き門のようです
テストも難しいらしいですよ!
期間工から正社員目指すほうがよっぽど楽です
あくまで、PEOとしての待遇って事は覚えておきましょう
控除額が期間工より高額!!
ぶっちゃけ期間工の方が稼げます
私の周りにもPEOで働いている人は大勢いますが、話を聞いている限りでは手取額は期間工の方が高い場合はほとんどです
期間工ってやっぱり福利厚生が手厚いんですよ
寮費無料、光熱費無料、会社の保険等の待遇のおかげで天引きされる金額が少な目なんですよね
それに比べて、PEOの場合は寮費無料の所でも、現物支給となるので
月収に寮費をプラスしてそこから天引き
という形になる場合が多いです
この形式だと、年収が無意味に50万円程上ってしまうので、必然的に控除額も増えてしまう罠が待っているんです
総支給額はPEOの方が高い場合もありますが、手取額は期間工の方が高い!
ってパターンになりがち!
長く続ければ給料が増えるのは期間工も同じですからね!
デメリットもある程度理解できましたか?
まだ分からん!って人は次のまとめも読んで!
綺麗に納得させてみせましょう
まとめ
結局PEOはどんな人に向いてるの!?
って質問にビシーーー!っと一言で答えるならば・・!!
自分の将来に目標がない人
こうなりました(ぇ
いや、本当に真面目にこうなりました
将来の事とかあんまり分からんけどー
とりあえずキャリア積みながら稼いでおくかー!
って人向けの制度だと私は思いましたよ?
違いますかね?
もう年齢的に派遣で切られた時どうしようもないって人がセーフティとして利用するのは有りかもしれませんけどね?
そもそも、何かしらの目標があるならPEOを利用する必要ってないと思うんですよ
期間工からメーカーの正社員目指すほうが将来有望だし
貯金だけなら期間工の方が美味しい
まぁ上記にも書いたとおり、PEOならではのメリットってのも確かにありますが・・・・
派遣会社がゴリ押しするほどかな???
って考えるとどうしても納得出来ません!
そもそも、派遣会社は私達労働者が働いて得たお金を中抜きする事により利益を上げているわけです
その派遣会社がゴリ押しするって事は・・・・?
コウ
ここまで書けば分かりますよね!
メリットデメリットをしっかり理解して利用する分には問題なし!
むしろ十分に魅力的な働き方にもなりえます!
しかし!
「なんか勧められたからー」
みたいな理由で選ぶと損をする可能性もあるって事を覚えておいて下さいな!
派遣会社は有効に使うべし!
搾取され続ける事なかれ!
以上! PEO制度の解説でした〜!
それでは!また!